久々の
- 2010/10/16
- 19:42
昨日は、5月より5ヶ月ぶりに小林にお願いして半日だけお休みをもらいました。
超貴重な半日休みを利用して娘と遊んだり、お客様に貸してもらった本を読んだりしてました。
八百義をOPENして10月8日で丁度半年でした。
半年記念セールをしようかと思いましたが、安売りをすると、一生懸命育てて頂いた農家さんに悪いので、店内で細々と少しだけミニトマトを安くしておりました。
半年を振り返って、八百屋として右も左も判らずに小林と二人で必死で半年間自分達なりに考えて試行錯誤して進んできました。
お客様も、不手際もありましたが、応援して頂き、何とか半年間は持ちました・・・本当にありがとうございます。
市場より仕入れず、誰がどこで育てたお野菜か判る物のみを販売し、無農薬もしくは、出来るだけ薬を与えず育った物を販売したいとの思いからはじまった八百屋ですが、最近いろいろな農家さんとお会いする機会があり、考えさせられる事もとても多いです。
八百義を半年間運営して僕個人が思う事について価格重視のお客様も有機野菜しか食べないというお客様も知りたいのが、農薬についてと肥料についてだと思うので、八百屋の現場に居る者としてと、様々な農家さんの所に足を運んでの経験から僕なりの意見を発表いたします。
○薬について
薬については、誰も好き好んで撒いている本人がマスクをしてまで撒いている方なんて誰一人おられないと思います。
消費者である私達が、見た目や、大きさの整った物を求めるから、必然的に薬を使用しなくてはいけなくなり、極論を言うと、私達消費者が農家さんに薬を撒かせているのだなぁ~と思います。
ある農家さんに聞いた話では、市場へ出荷する野菜は一般的な慣行栽培(農薬を使用する栽培)で農家さん自身が食べる野菜は無農薬で、小さな農地で育てられると言う事です。(こんな農家さんかなりおられると思います。)
農業も商売なので、売り上げが無くては生活は出来ませんので当然の行為だと思います。
薬については、賛否両論あると思いますが、日本国内で使用が許される薬で人体に悪影響を及ぼす薬はないとおっしゃる方が多いし、その通りだと思います。
しかし、ある料理店で、娘が大好きなミニトマトを食べさせると、口の周りがみみず腫れになりました。
スーパーで購入した海外産のグレープフルーツを食べてもみみず腫れになりました。
紛れもない事実であり、僕個人の意見としては、人体に悪影響がないとは全く思わず、悪影響は少なからずあると思います。
ただ、僕は、薬は悪だとは思いません。(薬は農家にとって麻薬だとおっしゃるかたもおられますが・・・)
薬を使用して薬代は非常に高価ですが、大量生産できるので単価は、安価にあがります。
今の経済不況の中で、肉や魚と違い野菜はメインディッシュにはなりにくい食材です。
メインの料理にはなりにくいのに野菜は、普通の食生活をしている以上肉や魚よりも一人ひとり消費するので、野菜の単価が高いと家計に直接影響します。
添え物の野菜に安全性を取るか、経済性を取るかは個人の価値観や、意識なので、慣行栽培の野菜を購入する人が悪でも無いし、無農薬や有機野菜を購入する人も悪でもありません。
あまり薬の話をすると宗教的になるのでこれ以上しませんが、僕の店だけでも絶対に、小さな子供が口に触れてみみず腫れになるような物は置かないでおこうといつも娘を見て決意しております。
○肥料について肥料についてですが、八百義のほとんどが、有機JAS取得のお野菜(いわゆる有機野菜)か有機肥料100%のお野菜ですので、化学肥料のお野菜については全く判らないので有機肥料等についてしか判りません。
まず、有機JASについてですが、僕個人としてはかなり批判的な思いです。(有機JAS取得農家さんに批判的なのでは無く、国の取り決めに批判的なだけなので、誤解を招かないようお願いします・・・)
店頭で、有機野菜や、オーガニックと明記する場合は、この有機JASを取得したお野菜のみに適用されており、JASを取得してなくて有機野菜と明記する事は禁じられております。
しかし、有機JASの規格ないに置いて認められている化学肥料や農薬もあります。
対して、八百義でよくPOPに明記している、「無農薬・有機肥料100%」は、JASで認められている化学肥料や農薬も一切使用せずの本当の有機野菜です。
普通で考えて有機JASの物と、農薬や化学肥料を一切使用していない野菜とどちらが有機野菜なのでしょうか?
全く不思議な法律です・・・
とはいえ、この規格がないと偽者の有機野菜が出回ってしまうこともあるかもなので必要なのかも知れませんが、僕個人として、せっかく規格にするのなら、完全無農薬の有機肥料のみのお野菜だけを有機JASとして欲しいと思います。
ちなみに有機肥料といってもいろいろあって、植物性のものと、動物性のものがあります。
店内のPOPではそこまで書くと長くて読めなくなるから書いておりませんが、
○動物性の有機肥料
いわゆる家畜の糞尿などです。
肥料としてはとても優秀で、土に栄養がとてもいくので、お野菜の味はおいしくなります。
反面、本当にシビアに安全性を求めだすと、化学肥料の方が安全だったりします。
理由は、動物性の肥料の場合、鳥、豚、牛などの糞尿を使用しますが、家畜の場合、家畜の病気予防などで、抗生物質を大量に与えている可能性があり、糞尿にも抗生物質が含まれる可能性が御座いますので、どこの鶏糞なのか?などを知る必要があるかもしれません。
○植物性の有機肥料
米ぬかや、雑草などを発酵させて菌を活性化させて使用する肥料です。
八百義の農家さんでもそれぞれが独自の方法で自家製の植物性肥料を作っておられます。
安全性は、高いと思います。
こんな感じで、半年勉強しました。
あってるか間違っているかは別として、僕個人が思ったことです。
また半年後には違う意見になってるかもしれませんが・・・
何の根拠もなしに僕の店は、安全だとは言いたくないので、必死で書きました。
さすがに疲れて最後のほうは少し適当になりましたが・・・
超貴重な半日休みを利用して娘と遊んだり、お客様に貸してもらった本を読んだりしてました。
八百義をOPENして10月8日で丁度半年でした。
半年記念セールをしようかと思いましたが、安売りをすると、一生懸命育てて頂いた農家さんに悪いので、店内で細々と少しだけミニトマトを安くしておりました。
半年を振り返って、八百屋として右も左も判らずに小林と二人で必死で半年間自分達なりに考えて試行錯誤して進んできました。
お客様も、不手際もありましたが、応援して頂き、何とか半年間は持ちました・・・本当にありがとうございます。
市場より仕入れず、誰がどこで育てたお野菜か判る物のみを販売し、無農薬もしくは、出来るだけ薬を与えず育った物を販売したいとの思いからはじまった八百屋ですが、最近いろいろな農家さんとお会いする機会があり、考えさせられる事もとても多いです。
八百義を半年間運営して僕個人が思う事について価格重視のお客様も有機野菜しか食べないというお客様も知りたいのが、農薬についてと肥料についてだと思うので、八百屋の現場に居る者としてと、様々な農家さんの所に足を運んでの経験から僕なりの意見を発表いたします。
○薬について
薬については、誰も好き好んで撒いている本人がマスクをしてまで撒いている方なんて誰一人おられないと思います。
消費者である私達が、見た目や、大きさの整った物を求めるから、必然的に薬を使用しなくてはいけなくなり、極論を言うと、私達消費者が農家さんに薬を撒かせているのだなぁ~と思います。
ある農家さんに聞いた話では、市場へ出荷する野菜は一般的な慣行栽培(農薬を使用する栽培)で農家さん自身が食べる野菜は無農薬で、小さな農地で育てられると言う事です。(こんな農家さんかなりおられると思います。)
農業も商売なので、売り上げが無くては生活は出来ませんので当然の行為だと思います。
薬については、賛否両論あると思いますが、日本国内で使用が許される薬で人体に悪影響を及ぼす薬はないとおっしゃる方が多いし、その通りだと思います。
しかし、ある料理店で、娘が大好きなミニトマトを食べさせると、口の周りがみみず腫れになりました。
スーパーで購入した海外産のグレープフルーツを食べてもみみず腫れになりました。
紛れもない事実であり、僕個人の意見としては、人体に悪影響がないとは全く思わず、悪影響は少なからずあると思います。
ただ、僕は、薬は悪だとは思いません。(薬は農家にとって麻薬だとおっしゃるかたもおられますが・・・)
薬を使用して薬代は非常に高価ですが、大量生産できるので単価は、安価にあがります。
今の経済不況の中で、肉や魚と違い野菜はメインディッシュにはなりにくい食材です。
メインの料理にはなりにくいのに野菜は、普通の食生活をしている以上肉や魚よりも一人ひとり消費するので、野菜の単価が高いと家計に直接影響します。
添え物の野菜に安全性を取るか、経済性を取るかは個人の価値観や、意識なので、慣行栽培の野菜を購入する人が悪でも無いし、無農薬や有機野菜を購入する人も悪でもありません。
あまり薬の話をすると宗教的になるのでこれ以上しませんが、僕の店だけでも絶対に、小さな子供が口に触れてみみず腫れになるような物は置かないでおこうといつも娘を見て決意しております。
○肥料について肥料についてですが、八百義のほとんどが、有機JAS取得のお野菜(いわゆる有機野菜)か有機肥料100%のお野菜ですので、化学肥料のお野菜については全く判らないので有機肥料等についてしか判りません。
まず、有機JASについてですが、僕個人としてはかなり批判的な思いです。(有機JAS取得農家さんに批判的なのでは無く、国の取り決めに批判的なだけなので、誤解を招かないようお願いします・・・)
店頭で、有機野菜や、オーガニックと明記する場合は、この有機JASを取得したお野菜のみに適用されており、JASを取得してなくて有機野菜と明記する事は禁じられております。
しかし、有機JASの規格ないに置いて認められている化学肥料や農薬もあります。
対して、八百義でよくPOPに明記している、「無農薬・有機肥料100%」は、JASで認められている化学肥料や農薬も一切使用せずの本当の有機野菜です。
普通で考えて有機JASの物と、農薬や化学肥料を一切使用していない野菜とどちらが有機野菜なのでしょうか?
全く不思議な法律です・・・
とはいえ、この規格がないと偽者の有機野菜が出回ってしまうこともあるかもなので必要なのかも知れませんが、僕個人として、せっかく規格にするのなら、完全無農薬の有機肥料のみのお野菜だけを有機JASとして欲しいと思います。
ちなみに有機肥料といってもいろいろあって、植物性のものと、動物性のものがあります。
店内のPOPではそこまで書くと長くて読めなくなるから書いておりませんが、
○動物性の有機肥料
いわゆる家畜の糞尿などです。
肥料としてはとても優秀で、土に栄養がとてもいくので、お野菜の味はおいしくなります。
反面、本当にシビアに安全性を求めだすと、化学肥料の方が安全だったりします。
理由は、動物性の肥料の場合、鳥、豚、牛などの糞尿を使用しますが、家畜の場合、家畜の病気予防などで、抗生物質を大量に与えている可能性があり、糞尿にも抗生物質が含まれる可能性が御座いますので、どこの鶏糞なのか?などを知る必要があるかもしれません。
○植物性の有機肥料
米ぬかや、雑草などを発酵させて菌を活性化させて使用する肥料です。
八百義の農家さんでもそれぞれが独自の方法で自家製の植物性肥料を作っておられます。
安全性は、高いと思います。
こんな感じで、半年勉強しました。
あってるか間違っているかは別として、僕個人が思ったことです。
また半年後には違う意見になってるかもしれませんが・・・
何の根拠もなしに僕の店は、安全だとは言いたくないので、必死で書きました。
さすがに疲れて最後のほうは少し適当になりましたが・・・