東京のこだわり自然食屋さん

先日は、東京の中野区の「エコマルシェ」の深野社長が遥々京都の八百義まで遊びに来てくれました。
エコマルシェさんは、約８年間東京の中ので有機野菜や、健康的な加工品を販売するお店をされておられ、吉田の大先輩です。
左が深野社長で右が僕です。写真がヘタですみません・・・（小林が撮りました！！）

深野さんは、お店を始められる前から農業に携わっておられ、肥料のことや薬の事についてもとても詳しく、お会いした後に食事に誘いお付き合い願いました。
農家さんとお会いすることはとても多いのですが、同業の方、特に先輩にお会いする事が少なく、とても良いお話が聞けて充実した時間を過ごせました。
今の時代、私達のような小さな会社や商店はスーパーなどに価格で勝てるわけは無く、本当に良い物を適正な価格で販売し、農家さんも潤うビジネスモデルが重要だと思います。
現在日本の農業に携わる平均年齢は６２歳、毎年１才ずつ平均年齢は上昇しております。
この数字が意味するのは、若年の新規就農者がとても少ないという事です。
昨日もニュースで菅首相がＴＰＰに参加するか？の話題で持ちきりでした。
ＴＰＰに参加すると海外の超低価格の作物が間違いなく日本に流入致します。
ですので、日本の人口比率の1.5％にあたる農家さんが大反発をしております。
ですが、本当に環太平洋戦略的経済連携協定（ＴＰＰ）は農業にとって日本にとって悪なのでしょうか？
僕個人としては、日本の農業技術はとても高く、品質の高いお野菜を欲している人は世界中に沢山いると思います。
不景気の日本でもっと安価なお野菜を欲している方も間違いなくおられます。
日本の中だけを考えるのでは無く、世界に向けて品質の高い農作物を出荷できれば日本の農業も少しは潤い、農業にビジネスとして目を向ける若者が多くなると思います。
ただの八百屋の兄ちゃんの意見ですが、もっと八百屋や農業が世界に羽ばたける基盤を政治に求めたいなぁ～と思います。
話は反れましたが同じ安全にこだわった同業の深野さんですが、これからは、同業だからライバル心剥き出しで接するのでは無く、お互いがより良くなるための協力はとても必要な事だなぁ～と思いました。
京都の中でも僕と同じ様な有機野菜などの農家さんや八百屋や卸をされている方もきっとおられると思いますが、厳しい今の日本の中で協力してみんなで良い野菜を本当に農家にとっても適正な価格で普及させれたら面白いだろうなぁ～と思いました。

深野さん！！有難う御座いました！！